石橋を叩いて壊す⑫ [ライト関連]
とりあえず、
こんなことをしてみる。
※ とても真面目にm(_ _)m
本当に危険ですので、絶対に同じようなことをしないで下さい。
えーと、ですね。。。
このあいだ分解に失敗したL2のヘッドにMC-Eを合わせてみると、
事前にプ~さんから情報を頂いていましたが、やっぱ形状が違っちゃってるので、MC-EにはL2ヘッドのエミッタースペースが狭い。
そのままでは、びっみょ~に入らない。
だから、MC-Eの台の角をびっみょ~に切り落とす。まあ、削ってもかまいませんが、すると、入るようになる。
入っちゃえば、リフレクタの穴は無加工でだいたい合います。これはセンター出し易くていいな(^^♪
ただし、
台の高さがLuxVより低い為L2純正のキャニスターにそのまま載せても定位置まで届かないので、カサ上げする必要があります。
エミッターのレンズ部分がリフレクタ側に全部突き出して収まる予定だとすると、
台の高さ
LuxV:約2.33mm(実測)
MC-E:約1.43mm(実測)
その差約0.9mm
とりあえず、この値がカサ上げの対象となります。
しかし、LuxVの裏には0.2mm(データシートより)ほど廃熱のためのスラグが突き出しているので、プラス0.2mm
ここまでの合計が約1.3mm
んで、私が買ったバージョンのL2だとキャニスターに0.6mm程度のエミッター用の円形のくぼみがあるので、
総合計1.9mmカサ上げが想定される。
MC-Eの下面へのヒートシンクの大きさは5.4mm×2.6mm(データシートより)
ただし、廃熱用であろう金属の板面はもう少し大きい。
黒い台部分からの熱伝導、その放熱性なんか不明ですが、ワザワザ金属なんか使っているくらいだから廃熱板からの放熱がメインであるのでしょう。
つまり、そこから下に向かって熱を逃がしたいワケで、台の大きさごと放熱処理して底面排熱板の周囲に熱が回っても意味が無い。あくまでもたぶん。
今回カサ上げ及びエミッターの固定に使用するのは、銅板、固まる放熱シリコーン、そして放熱用両面テープ。
手元にあるのは、
銅板(厚0.5mm):約401W/m・K(あたりらしーですが純度次第^^;)
固まる放熱シリコーン:0.92W/m・k(商品説明より)
両面テープ(厚0.15mm):熱伝導率 0.5W/m・k(商品説明より)
廃熱板からの放熱がメインであるのなら、そのまま下方向に熱を逃がせるほうが有利かと思われるので、
キャニスターの円形に合わせ銅版を切り出し、両面テープでキャニスターに固定し、
その上に、
銅板を廃熱板と同じ大きさに二枚切り出し、それを放熱両面テープでワンセットにしたものを作成。
その上がエミッター。
んで、この周囲を放熱シリコーンで埋める。
一番熱伝導率の低い両面テープで固定ってどーなんだ。あとキャニスター(たぶんアルミ合金)より熱伝導率の高い銅使って意味があるのか?的な気もしますが、薄いからさ、何とかなってくれ。と(-人-)ナム・・・
そーすると、
そのカサ上げ高さ、0.15+0.5+0.15+0.5+0.15+0.5+0.15=の2.1mm
うーん、、、高ぇ。。。
まあ、テープの軟らかさに期待(^^;
とゆーわけで、
こんなカンジでんな(^^)
加工は、
配線用の穴位置から、予めエミッターの端子を全部下方向に曲げて。
キャニスターのLuxV足用の板をカッターで外して、
キャニスターそのものを消しゴム砥石とアルコールなんかでキレイキレイして、
キャニスターに配線用の穴あけ。
銅板に部品を罫書き、金属用ハサミで切り出し、
放熱両面テープで、板をエミッター、円盤をキャニスターに固定。
エミッターをヘッドに落としこみ、
センターを確認し、
キャニスターをネジ穴にあわせて落とし、
ネジを均等に締め付けてエミッターとキャニスターを固定。
エミッターとキャニスターが固定できたらいったんキャニスターを外し、
エミッターの下に放熱シリコンを充填し、
キャニスターをヘッドに組み付け直して、放置プレイすること一日と半。
そしてハンダ付け。
配線は、1番-8番-3番-6番 と 2番-7番-4番-5番 の2並列。
ちなみに、
MC-Eのハンダ付けは、wingさんから半永久レンタル中の実体顕微鏡と以前nobさんに頂いた0.3mmハンダが活躍。
見える。ダマにならない。この効果はデカいですm(_ _)m
なので、ふつーの安物ハンダゴテ使用でしたが、私にも可能な範疇でした。っつーか、銀ロウだと思えば出来るんだと自己確認。
バーナーで炙るような簡単さはありませんが、以前hrykさんにご教授頂いて買ってみたソルダーペーストって、よーするにフラックスだったんですね。。。
ハンダと銀ロウって、そもそも同じ。
成分違いというか、溶ける温度の差だけだったのね(^^;シラナンダ・・・
そして、
最終は念の為ですが何か的な各所絶縁ハヤコート塗りたくり。
で、完成(^^♪
L2のLo点灯だと2個の発光体しか発光しませんでしたm(_ _)m
また、L2のリフにまんま合わせても、MC-Eの照射パターンは、、、
・・・えーと、どーかなぁ?
発光が2個だろうが4個だろうが、間違っても綺麗だとは思いませんでしたが(^^;
ただ、考えてみれば、
どノーマルMAGとかフィラメントのスコーピオンとかなんかと比べればメッチャメチャ綺麗なパターンなワケで、ぶっちゃけ実使用上は何の問題も無い。
ダーククロスとかクローバー模様なんてな白い壁でも照らさなきゃ気にはならないっちゃあならないんですよね。。。
個人的にはゼンゼン萌えない照射パターンですが、LEDだと思えばなんてったって明るいし、L2のLoでも結構イケてるカンジなので、ランタイム的にも悪くはない。
メインにコレ持って廃屋探検とか、洞窟照射とか、夜の山歩きなんか、そういうのはきっと良さそうに思います。
とゆーワケで、MC-E 素直に高性能(^^♪
ただ、繋ぎ方というか、照度調整とか、あるいは筐体とか光学系に因るってハナシではあるのですが、このエミッターはワンセルコンパクトEDC系には向いてないような気がします。
アレですよ。ナンボ総光束で増えようが、近・中距離特化がとっても素敵だろうが、とどのつまりは自分が使い難く仕上げてどーすんだってハナシですわな(--)
一概には言えないのかも知れませんが、
懐中電灯を改造するのは何のためかってーと、たぶん性能を良くしたいから。
では、性能の向上とはなんぞや?
ってーと、私的には、より「使い易く」に尽きる。
そういう意味では、悪くない。
細かいことというか、「萌えたいんですワタシ」的にパターンに対する贅沢言わなきゃL2のMC-E換装はとても素敵な改造だと思いましたm(_ _)m
が、、、
まっ、まだ「生贄」ですよね。
MC-Eのお試しは、ぶっちゃけ現在 OSTER仕様のKL1 の為( ̄ー ̄)
こういうちまちまが、最終的に CV05搭載KL4「キメラ改」 を「どうしたいのか?」に繋がっていってくれれば嬉しいな、と(^^)
しっかし、、、
どーしても、コイツには萌えられねぇ(--)
明るいんだケドなぁ、、、
私的には結構手間とか時間とか掛かってんだけどなぁ。。。
(T△T)カナシーネ、ゲンジツッテ・・・
でも、ですね。
30日にはコイツを「98kさんと行く地下壕探検ツアー」とやらで試したいと思ってるんですね。
季節は冬。時間は真昼。
規模と立地の予想から、恐らくは「外界の薄い陽光が微かに届く闇」( ̄ー ̄)フッフッフ・・・
得意なハズの近・中距離。圧倒的といって構わないであろうその総光束。
それらがどういう光景を私に見せてくれるのか?
とても楽しみで~す(^^♪
ところで、
どうでしょう?
荒っぽいっちゃあかなり荒っぽいんですが、MC-EとLuxVの発光とL2リフのモデルであります。
100%が縦軸の線だとして、放射線の内側から10%刻みの照度。
発光アングルの角度は実寸。
その照度的パーセンテージから、照射パターンへの影響が少なく、かつ集光の始点的基準と考え、30%未満はきっぱりと無視。
ちなみにリフの模型は、ラップフィルムと紙粘土を使ってL2のリフの内側を模り、固めてから真ん中でぶった切りましたm(_ _)m
L2のリフレクタは、見たカンジいわゆるラッパ型にはどーしても見えないので、恐らくは内巻きのクロソイド曲線的なもの。
要は、先端へ行くほど段々緩やかになっていく形の渦巻き曲線。
恐らくLED用全てのリフがそうであろうかと予想します。違っているのは、たぶん発光のパーセンテージに合わせて、恐らくインプットアウトプットに対するバーチカルの想定であろうと思われる「Rの基準測点」
大口径だろうが小口径だろうが、恐らくこれは変わらないんじゃなかろーか?と。なんとなく。。。
とゆーよーなカンジでこの写真を眺めてみると、
L2のリフにMC-Eだと、100%からほぼ70%までの発光が「開放」されています。
LuxVだとこの「開放」は70%代後半から始まる。
それぞれのデータシートとこのモデルから、LuxV用に設計されたリフレクタの内角をある程度模したまま、それぞれの測点に則って10~15度程度絞ってやることでMC-Eは集光出来そうかな?と予想。
全体としては、角度を絞った分をエミッター側を始点基準としながらデカくして、先端側を切り落としてサイズ合わせしてくイメージ。
それが可能ならばという前提で、もしかすると発光アングルの曲線に則ったパラボリックならダーククロスとやらの無いキッチリ集光が可能になるのかも知れない。まあ、スムースでは無理かも知れないし、そもそもリフなんてどーやって創ればいいのかまったくわかりませんが(^^;
それと、
私は照射パターンが違うように記憶していたので少し違うのかと思っていたんですが、、、
L2とKL4のリフは「まったく同じ設計」らしいと確認。
続きますm(_ _)m
MC-Eの黄色のラインでの接続箇所を2本分けずに1本に繋ぐとLoでの片側のみ発光する現象が軽減するかもです・・・^^;
by 怪しい廃人 (2008-12-27 21:54)
>怪しい廃人さん
ふっふっふ。怪しさならアナタには負けませんよ( ̄ー ̄)
って、
きっと○○kさんが言うハズ:-p
>>軽減
こんなこともあろうかと(^^)
念のため熱収縮チューブってのを買っといたので、黄色の配線ぶった切ってまとめてソッコー試してみましたが、、、
やっぱ点くのは2灯ですね。。。
ただ、LoからHiに切り替えるとき一瞬フリッカ入ってたんですが、それが無くなりました\(^ー^)/
理由は、、、
なんだろ?抵抗のバランス?(--;マッタクワカラナス・・・
ともかく、少し良くなりました(^^)
ありがとうございますm(_ _)m
by 川端 (2008-12-28 00:16)
おおぉ...おお?
なぜ片側2chipが不点灯に?
良く見ると、Hi照射でも片側が弱く見えますね(^_^;)
原因を追究して解決できると楽しいですよ・・・頑張れ負けるな(*^^)v
by nob (2008-12-28 00:54)
nobさん
>原因を追究して解決できると楽しいですよ・・・なんて・・・
あんまり川端さんを刺激しないでね。
彼に匂いを覚えさせといてから、山に解き放って、
地下壕探索に専念してもらわないといけないので・・・
川端さん
で、当日の昼食は、キムチチゲでいいですかぁ?
やっぱ、長靴いるかなぁ・・・
by 98k (2008-12-28 14:51)
ええ~!! 昼食は、キムチチゲで宴会すか(-_-;)
え~っと
人柱ありがとうございます<(_ _)>
やはり各CHIPのVfにばらつきがあるようです。
安定志向ではOstarと同様に4直が良いみたい。
試作機の仕様を4直に変更します・・・^^;
by 怪しくない廃人 (2008-12-28 16:56)
>nobさん
ホンキになんてなーらなくていい~♪
ふつーでいいーから~♪
とゆーワケで、がんばりません(^^;
が、
1番-D1-8番-3番-D3-6番
2番-D2-7番-4番-D4-5番
発光素子が二個の直列がふたつ。
8番は4番に、7番は3番にも接続という条件で、
Lo Iin:約460mA Iout:約100mA
Hi Iin:約980mA Iout:約820mA
書き方が合っているのかどうか分かりませんが、
Loだと電流の消費が大きい。つまり抵抗と書いてLEDでの損失がデカい。
たぶん、Loのとき光っているのは D1・D2 で、D3・D4には「足りない」んでしょうね。
なんてなことを思ってみました。正解かどうかは不明m(_ _)m
by 川端 (2008-12-28 23:16)
>98kさん
>>キムチチゲ
お断りです。いや、本気で(^^)
たぶん、そういう場所では無さそうなので、自前で用意します。
宜しくお含み置き下さいm(_ _)m
>>長靴
どースかね?
あったほうが無難ではあるかなー?どーかなー?でもなー?さてなー?みたい、、、、な(^?^)
by 川端 (2008-12-28 23:17)
>怪しくない廃人さん
>>人柱
Vfのバラつきかぁ・・・
電圧は回路内一定で6.いくつとか割る2なんデショ?的に思っていたので、計らなかったなぁ、、、orz
あ、でもね。
ある程度配線してから素子ごとにひとつづつ通電テストしたときには、3V一次電池のダイレクトドライブで全ての素子が光ってましたm(_ _)m
>>試作機
個人的には、コンバーターと光学系をどうなさるのかに興味津々(^^)
by 川端 (2008-12-28 23:24)