GITD茸 [ライト関連]
某日のこと。
red-bicycleさんから
「光るキノコ」を探しに行きませんか?
というお誘いを頂戴しました。
今回の「光るキノコ」
その正体は、椎の灯火茸(シイノトモシビダケ)というのだそうです。
調べてみると、
菌界菌じん綱ハラタケ目キシメジ科クヌギタケ属に属するキノコであり、梅雨や秋の長雨といった湿度の高い時期に椎などの広葉樹の朽ちた幹に発生する。
学名は"Mycena lux-coeli"(ミケナ ルクス-コエリ)
1950年頃に八丈島で発見され、伊豆諸島・八丈島にしか存在しないとされていたが、現在では、大分県、宮崎県、紀伊半島南部、兵庫県等に分布が確認されておりつつも、
その存在は希少であり、どうやら日本固有の種。
この茸は、菌糸内にルシフェリンという発光素を持ち、それがルシフェラーゼという酵素と化学反応を起こすというホタルと同じ理屈で闇夜に淡く緑色の光を放つ。
この発光現象はATP(アデノシン三リン酸)の無いところでは起こらず、
ATPは「生体エネルギーの通貨」と呼ばれるほど生物にとって重要かつ共通するものであり、全ての真核生物が利用するヌクレオチド。
すなわち、
彼らは「生き物であるが故に光る」ものであるのだと言える。
"Mycena"は「茸」"lux"は「光」"coeli"は「天」を表す言葉なのだそうで、
その意味するところは「天の光の茸」
天の光を宿したこの茸は、
発生から数日、ほんの二日ほどでその輝きを燃やし尽くすという、美しくも儚い存在なのだとか・・・
つーか、、、
昂まるっ!( ̄ー ̄)
闇夜に光るキノコ。なんだその素敵な菌糸類。
「菌糸」だけでも素敵なのに、腐海的な意味に於いて限りなく素敵なのに、グロウ処理済みなんスか?天然で光るんスか?しかもヒカリゴケとかみたく反射じゃなくて自己発光スか?いわゆるGITDスか?グロウ・イン・ザ・ダークってワケですか?
なんだソレ?素敵過ぎてもはや生きてるのがつらいんですケドどうしたらいいと思うマイハニー?
「見に行けばいいと思うよ(^^)」
てなわけで、
妻の同意を勝ち取り、「アタシも見たい連れて行け」とゴネる娘を「おっちゃんばっかりの集まりだから」と置き去りに、川端号は出発。
98kさんwingさんと拉致しつつ現地に向かい、現地近くでred-bicycleさんと合流。
いつものお気楽四人組は、夜な夜な集まり「光るキノコ」ってのを探しに出かけました。
当初は雨の予報で、森林の中をアテも無く探し回る計画だったのですが・・・
まあ、雨なんか皆目降ってませんでしたし、
また、wingさんが持ってきた事前情報が正確過ぎまして、、、
現地突入から、ホント正味1分と掛からなかったんじゃなかろーか?
まさにサクっとキノコを発見してしまったという(^^;;
「う~ん、、、物足りませんね(--;」
「そうですね。こう、屯鶴峰んトキみたいな、なんちゅーか、見つけたぁっ!やったぁ!みたいのがまったくありませんなぁ(--)」
「ですよねー(^^;」
とか言いながらも、幻想的ですらある自然の神秘は被写体としても素敵。
アタシを除けば皆さん写真好きでいらっしゃいましたので、とりあえず撮影に没頭。
挑戦の結果アタシのカメラじゃ写んないってのが判明し、「あとで写真下さいね~(^^)」なんつって、アタシは早々に撮影を断念。
ぶっちゃけ退屈なんで、川端はHiguさんに作ってもらったUKの2AAなんかをヘッデンがわりに、ちょいと森の中なんかを散策。
見通しのあるところでは、やはり照射距離性能に不足を感じてしまいましたが、
光量もそれなりに有り、広角で光色も良く、数メートルの近距離用途ではかなり納得の照射。
狭い場所や構造物内なら単体で、屋外でもそれなりに。あるいは見通しの効く場所だけ中・長距離用のハンディを補助的に併用すれば、メインとしての使用に十分な性能だと感じました。
Higuさんありがとね(^^)b
そんなこんなで、
wing氏撮影
red-bicycle氏撮影
そう。人様の写真で記事を書く(--)v
さておき、
やはり、写真で見るより実物を見て頂くべきなのだろうとは思うのですが、
闇夜で光ってるキノコって、とても幻想的な光景。アタマで理屈が解かってはいても、目の前にしてしまうとやはり不思議な感覚を持ちました。
もしもオフ等で今までご一緒させて頂いた方等でご興味の方がいらっしゃいましたら、お声掛け賜れれば、
もちろんタイミングが合えばですけれど、
場所をご案内差し上げたり、なんなら同行させて頂くことは可能です。見れるかどうかは運次第(^^)
ああ、そうそう。
未確認ですが、シイノトモシビダケって食用に耐えるそうです。
ただし、私たちの行った場所だと、このキノコ、採っちゃいけません。希少・貴重な種なので保護したいということらしいです。
故に、有名な光るキノコスポットらしいのですが、このキノコの生えている場所も土地の管理者は秘密にしているのだそうで、問い合わせても正確な位置を教えてくれないのだそうです。
もちろん我々も、肉眼による観賞と写真を撮る以外には何も、指先ひとつ触れちゃいませんので。念のためm(_ _)m
け ・ ど 、
食えるらしいっスよ( ̄ー ̄)
お付き合いしていただき、ありがとうございましたm(_ _)m
私的には『光る』ってゆうビジュアル的なことだけに異常に「興奮」しておりまして、細かいことは調べてなかったのでアレなんですけど・・・そうですか、食えますか | ̄m ̄)
では、次回はキノコ鍋オフとゆーことで (=´ー`)ノ
by red-bicycle (2011-06-30 19:07)
で、美味しかったですか?
by 二日酔いの猫 (2011-06-30 20:37)
いやあ、ごちそうさまでした。げふっ
ありゃ、げっぷが光ってる・・・
もとい・・・
いやあ、今回も前回もお世話になりました。
次回を楽しみにしております。げひげひ
by 98k (2011-06-30 22:57)
原理が蛍と同じ、ということは発熱しないのですね、LEDはまだまだオクレテル!
希少種ながら「食べられる」となりますと乱獲→絶滅必至でしょうし、光るだけならツキヨタケなんてのもありますので、ここはエジソンよろしく「みんな毒」と触れ回っておく、とか。
by alaris540 (2011-07-01 09:59)
>red-bicycleさん
あんなおつきあいならナンボでも(^^)
そーいえば、、、
今回は現地で煮炊きしませんでしたが、キノコクリームスープかなんか持って来てはる方いらっしゃいましたなぁ(^^;
by 川端 (2011-07-01 10:55)
>二日酔いの猫さん
美味しくはないだろうと思います。あくまで予想ですが(^ω^)
by 川端 (2011-07-01 10:55)
>98kさん
見なかったし聞きませんし読めませんなんのことやら(--)
つか、ホントに食ったと思われても知りませんよ~(^^;
by 川端 (2011-07-01 10:56)
>alaris540さん
そういえば「毒(ぶす)」ってー狂言がありますなあ。
ある面、機械は限りなく生命を目指し、生命は限りなく機械を目指すという。
んで、やがて機械の身体をタダでくれる星を目指すことになるんでしょうな(^^)
by 川端 (2011-07-01 10:56)
おー!
食べると尻が光ってホタれるって奴ですね。
で、誰と誰が食べたんですか?
by cinq (2011-07-02 20:36)
>cinqさん
ホタれません(^^;クッテモイネェ・・・
ああ、本筋とぜーんぜん関係ありませんが、
ttp://www.youtube.com/watch?v=uhJ_W9Kiz-s
世界は広いというかのかむしろ狭いとでもいうのか、、、
ひとの妄想って恐ろしいなと思うことが私にはあります(--ゞ
by 川端 (2011-07-03 07:22)