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人体実験 -決ノ終- [ライト関連]

 


そもそも、

なんで私がこの人体実験記事を書くことになったかってーと、

人体実験-本-

の中に少し書かせて頂いておりますが、monozof氏のTE-mini2ってー懐中電灯を預からせて頂いたからなんですよね。


去年の11月9日に到着。
 
11月11日にEDCスタート。
 
11月29日には隧道無しの隧道オフで使用。
 
12月11日以降はBlastモード(最大照度)を封印し、


んで、

今年の1月16日から1月24日にかけて「最終実験」


それは、

『真っ暗な部屋でSPLモードで点灯。

しばらく適当にそれで何かを視ていてください。

たぶん近距離なので1Aから3Aの視界が得られていると思います。

それが視ている世界であり見えていると知覚されている世界ですね。

そしてその後そのまま消灯してみてください。

その時もし視ていた以上に見えていた世界が知覚出来たならば成功です。

つまりこの「どれだけ見えていたか?」が最終テストになります。』

※ ご指示より抜粋m(_ _)m

 


この実験について私が報告させて頂いた結果は、

「変化無しでアリマス(--;ゞ」

 


つまり、、、

 

失敗でんな(^^;イヤ、マア、シューガネーノデスヨ。ホントノコトダッタノデ・・・

 

結局、

この結果が何を意味するのか今でも私には把握できていませんが、

「それはそれで貴重なデータです(^^)」

とのお言葉を頂けたので、、、


それはそれで良し?(^ー^;ダッタノダロウカ?・・・

 

 

てなワケで、


確定的ではありませんが、

ヒトの「記憶」は、どうやら生体システムに依存する。

のではないか?と考えられるのだそうです。


それは、データとして「記録」されているのではなく、生体システムに「記憶」されている。


すなわち、

「構造」であります。


大まかにですが、人体は、

血管やリンパ管、血液や体液、そして上皮・結合・筋・神経といった「組織」で構成され、

上皮組織とは、人体に於いて「護る」組織であり、防水性や強度を必要とする為主に細胞そのもので構成された組織。

結合組織とは、人体に於いて「結ぶ」組織であり、少数の細胞がその周りに細胞外マトリックスと呼ばれる物質を分泌することで成り立ち、腱や軟骨などのように隙間を埋め、構造上の強度を発揮して体を支えている組織。骨、軟骨、靱帯、腱、脂肪組織、線維性結合組織、弾性組織などの支持組織は、主に結合組織と呼ばれます。

筋組織とは、人体に於いて「動かす」組織であり、細胞全体の長さを変えることができ、かつ強固に接着した筋細胞と呼ばれる特殊な細胞で構成され、強い力を出せる代わりに大量のエネルギーを必要とする組織。

神経組織とは、人体に於いて「伝える」組織であり、大きくは中枢・末梢に分けられ、蛋白の合成の多くと人体の情報伝達とを担う組織。

そして筋組織や神経組織はシナプスによって結ばれている。


それらの「構造」こそが「記憶」


何かを見たり、何かに触れたり、「誰か」に出会ったり。

その「刺激」は人体に「反応」を促します。

どうやらそれは、能動的、敢えて言い換えるならば「必要」であればあるほど深く刻まれ人体の「構造」として残る。


つまり、

「記憶」とは、ハードとしての人体と別途ソフトとしてのデータ的に「記録」されているのではなく、人体そのものが「経験済みの肉体」として「構築」されているのではないか?

という考え方のようです。


人体は、絶え間無く分子のレベルで崩壊と再構築を繰り返す。

その全てが判っているのでは無いようですが、

それは、口内や胃腸などの粘膜で約3日程度、骨や歯のような硬い部位でも例外無く、全体としては半年から一年のサイクルで、また、人体全ての分子がと考えれば二年以内には、

基本的に「より良いカタチとなるように」を目的として入れ代わるのだとか。

だから、人は成長し、「傷」は治る。


その考え様によっては「速い」とも思われる崩壊と再構築の中で、「記憶」は「経験済みの肉体」という「構造」として残されているのではないだろうか?

と考えることが出来るのだそうです。

 

そう考えると、

自分自身がmonozof氏に報告させて頂いた「変化無し」の理由がボンヤリと見えてくるような気もします。


光に「照らされていた」範囲(この場合は、大まかに「照射パターンのエッジ内」になると考えてください。漏光は「照らされていた」の対象外)の外に存在する対象を、「照らされていた」時には意識していないけれど、消灯するとそれが意識にのぼる。

それは、意識的に見てはいない範囲だけれど視覚的には見えていて、認識としては照らされていようがいまいが存在していると把握できる範囲。なのだと思います。

それが私にとってある程度適正な光量であり、かつ適正な範囲であった場合。それは限り無く「変化しない」ことに、たぶん、なる。


私は、少なくとも25年以上懐中電灯を比較的日常的に使用していて、かつ、時には真夜中に山ん中徘徊してみたりすることもあったりするような奇妙な人種。

しかも、今現在を以って、パターン次第、また状況次第ではありますが、低い色温度であったり、極めて低い照度の懐中電灯を使用するほうが「使い易い」と感じることのある人種でもあります。

だから、申し訳ないというか、たぶん、TE-mini2を預からせて頂く以前から既に「訓練」されていた「経験済みの肉体」だったのではなかろうか?と予想します。

また、明確に示して頂いたわけではありませんが、私の想像しているmonozof氏のテーマそのものとは違っているものの、そこに関連する予備知識、悪く言えば「先入観」も持っていたのではないかなぁ?とも思います。


故に、

「変化無しでアリマス(--;ゞ」

となってしまう。。。 


つか、

考えてみると、恐らくこの実験の検体として、きっと私は「イレギュラー」であったのではなかろうか?と思われるのですけれど(^^;ドウデショウカ?・・・


しかし、ですね。

少なくとも私にとってTE-mini2のSPL(最小の照度)は、視野の重要な部分を網羅し消灯後に脳内に残る景色との誤差を少なくすることが可能な懐中電灯だった。

ということにもなるのではないか?と、今は感じます。


ただ、先にも書かせて頂きましたが、私は「イレギュラー」だと自覚するので、懐中電灯を使った今回のような試みには適さないような気がします。

つーか、EDC系ライトヲタは全般的に「イレギュラー」なんじゃないかとゆーよーな気もしますけれど。ええ、あくまでもなんとなく(^^;;


しかし、

その「イレギュラー」性は、特に身体的な優位性に依存するような類のものではなく、恐らくmonozof氏の推測通り三ヶ月もあれば誰でも身に着けられる程度の「イレギュラー」なのだろうとも感じます。

先の記事に書かせて頂いた

「新月晴天下の山道の下りで顕著」

みたいな視覚拡張の感覚も、恐らくは同様。


たぶんそれらは、

要するに「普通」に過ぎません。

 

恐らく、ひとの「構造」は、

約2万と2千であろうとされる遺伝子と、そして染色体、いわゆる「ヒトゲノム」に因って「構築」されるものであり、その「枠」から逸脱する事は少なく、というか、たぶん、無く。

極端に書いてしまうと、遺伝情報を担うDNAとその遺伝情報が発現したタンパク質によって維持されていると考えられるのだそうです。


DNAの遺伝情報は、失敗する確率は約10の-9乗とされるほどの正確さで親から子へ、あるいは細胞から細胞へと「複製」され、

細胞内ではDNAの特定遺伝子部分がタンパク質に「翻訳」されて細胞の働きを為す。


人体を構成するタンパク質は、ぶっちゃけ未確定ながらおよそ数千万種であろうとされており、それを生み出す元となる情報を担うのがDNA「デオキシリボ核酸」なのだとか。


ここで言う「翻訳」とは、

大まかには、DNAを構成する単位である「ヌクレオチド」A(アデニン)・C(シトニン)・G(グアニン)・T(チミン)の4種類の、恐らく便宜上「文字」とされた「文字列」を、その組み合わせで20種類のアミノ酸の「文字列」に変換することであり、

そのアミノ酸がタンパク質を構成するユニットであるのだそうです。


ただし、

これも大まかにですが、DNAは直接タンパク質へと情報を伝達するのでは無く、いったんRNA(リボ核酸)へと「転写」され、その時「文字列」は、T(チミン)がU(ウラシル)へと変更され、

「転写」された情報が「スプライシング」と呼ばれる編集作業の後「翻訳」されて、A・C・G・Uの4つの「文字」となった「ヌクレオチド」からタンパク質は合成される。


これは、

遺伝情報は核酸(DNAとかRNA)から一方的にタンパク質へと伝播するという「セントラルドグマ」的なシステムから、少なくともヒトは逃れていないという「共通性」を示すように私は思います。

 

それは、

ひとは、ヒトとして根本的に同様の肉体に縛られる存在であるが故に、概ね同様の経験や感覚を共有することが出来るのだろうという、

いたって「普通」


それが「人体実験」を通じての私の結論でありましたm(_ _)m

 

とゆーよーなことで、

時間掛かっちゃいましたが、monozof氏よりのご依頼は、一応達成したよう、、、な?(^^;タブン・・・


ともあれ、 今回の「人体実験」は、まあ、素直にというか、実は、私にとってはなんだかウヤムヤの内に終了してしまったような感覚が残ってはいるものの、

しかし、楽しい時間だったというか、こうしてあーでもないこーでもないみたく色んなことを考えてみる良いきっかけとなりました(^^)


貴重な機会を頂戴いたしましたmonozof氏に。

そして、ここまで間の長い駄文にお付き合い願えました皆様に心よりの感謝を。


ありがとうございましたm(_ _)m

 

 


私は、

もちろんというか、まあ、基本トリアタマなので、すっかり忘れちゃったこともたくさんありますが(^^;

それでも、私の「出来たこと」あるいは「出来なかったこと」を覚えています。

私の好きな「モノ」を覚えています。

私の好きな「ひと」を覚えています。


これは「出来るように」と足掻いてみた私自身の過去存在との連続性、すなわち自己同一性であり、

こんなカンジの「モノ」やこういう「ひと」が好きだと「構築」されてきた、いや、してきた、私。


それはたぶん、

私が「能動的」に私自身で選んで身体に刻み付けてきた「自分」


だから私は、「自分」もけっこう好きです(^^)

 


・・・てなことを書いて、

カンジ良さそうなシメにしようかな?みたいなことを思いましたけれど、、、


あんま関係ありませんが、

染色体的に見れば、ヒトってのは霊長類の中で最も退化した存在だと考えることも出来るのだとか:p

ひょっとすると肉体的に劣る遺伝子が知能を高める遺伝子だった。とか、短命・病気になる遺伝子が生命活動そのものを支えてました。なんてな「オチ」はじゅーぶんアリなワケで、しかもそれが何世代も後にしか判らないとか。

けれど、例えば人体を構成する全ての要素をぶち込んでかき混ぜたって「ひと」にはならないように、遺伝子研究では不明でもそんな「オチ」すら回復してしまう生命の神秘みたいのもじゅーぶんアリ。

遺伝子研究というか、「生命」の研究ってのは、きっとすげー深淵なものであるような気がしますm(_ _)m


ちなみに、

ヒトの遺伝情報の50%程度は、バナナとも共通なんだそうで、

『「セントラルドグマ」みたいな共通性が』なんてのは、すげーこじつけに過ぎないような気がしますし、


また、私は私の「出来なかったこと」に今でも後悔を抱えてたりもして、

かつ、大嫌いな「ひと」や「モノ」なんてのも、もっちろん覚えていますし、

ついでに、自分の好きじゃない自分、だいっ嫌いな自分なんてのも確実に自覚しているワケで。

なんちゅーか、やっぱ、ヨタ記事はしょせんヨタ記事でしかありませんけれど(^^;

 

けれど、

まあ、アレですよ。一天地六とか、あるいは禍福無門とか、そういうこと言うじゃないですか。ひとは。


私は、わりと自由にというか、いままで気楽にずーっと生きて来れたし、なんとなくこれからも気楽に生きていけるような気がします。

また、その為の「備え」は出来る範囲でやっていると自身では思っているので、

やっぱ、まあ、いろいろ後悔してみたり、あるいは好きじゃないというか、魔が差すっつーか、やっぱり嘘も吐きゃあ、誰かにしなくていい意地悪をするときもあったり、自分が正しいとか押し通したいと思っても正論や我を通せないことだってあったりしてしまうので、そんな時には「自分」にげんなりしてしまうようなこともありますが、

それでも、

そーゆーのひっくるめて「自分」ってのがワリと気に入っとりますな。やっぱり(^ー^;ワルイコトデハナイトオモイタイデス。ハイ・・・

 

 

 

人体実験の仕舞いm(_ _)m


コメント(4) 
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コメント 4

monozof

いやあ~なんだかんだで3ヶ月、本当にお疲れ様でした。
と、せっかく長い時間かけて頂いたのに予定していたお楽しみが提供できず申し訳ない限りです。

そうそうマニアに限らず皆何かしらイレギュラーな部分って持っていそうですね。逆に言えば皆どこかはマニアックなのだとも。

記憶の話・・は今回はサラっと人類&生物学的な観点から視覚情報に絡めてみたと言った感じでしょうか。
そちらもいずれより深く多方面から、でもさすがに膨大になりそうなのでちょぼちょぼと展開してみて頂けるのかしらん?と楽しく拝読させて頂きました。

それではまた機会がありましたら・・首から上(ry
by monozof (2010-03-03 20:22) 

川端

>monozofさん

こちらこそ、お駄賃(ROUGE1とか)まで頂戴しておきながらお役に立てませんでしたというか、どうやら奇人変人大集合だったみたいで大変申し訳なかったのですが(^^;

ちなみに記憶や人体の話は、ここまでで持っている大まかな知識のほぼ全部だったりして(--;


>>首から上

お断りでっサー(--ゞ


とゆーか、ですね。。。

命題次第かとも思われるのですが、しょーじき、心理実験の類とか、懐中電灯がらみの検体は、たぶん私じゃない方のほうがニュートラルな結果が出て、そのほうがデータとしてちゃんと使えるものになるような気がします。ホントに(^^;;
by 川端 (2010-03-04 08:15) 

ばさら

目の病気のほうは順調に回復してきております。しかし、完治には結構時間がかかるので面白い現象がまだ続いています。

まあ知識として、”目で見たものはそのまま見えているのではなく、脳で補正されてから見ている”と言うのは知っていましたが、それを実感しながら過ごすのは結構楽しいです。

今右目は正常で左目はゆがんで物が見えてます。正確に言うと水平な線が富士山のようにゆがんで見えています。また、全体的に上にズレて見えています。

片目ずつ見るととんでもなく違う景色なのですが、両目で見ると案外まともに見えるのです。たとえば左目でテレビを見てみると高さは10cm以上ズレてますし、真ん中がグニャッと曲がっているのですが、両目で見るとうまく補正されて普通に見えるのです。まあ、これが目の異常に気づくのが遅れた原因でもあります。

ただし、さすがに小さい文字は補正しきれないみたいで読みづらいです。でも感覚的には乱視が進んだか老眼が進んだと思う程度です。近くの文字になるともっと見づらいです。PCの文字は今はさすがにちょっと辛いです。

もしかするとこのまま目が治らなくても脳が勝手に補正してちゃんと見えるようになるような気さえします。視覚は非常に不思議なものです。
by ばさら (2010-03-08 20:28) 

川端

>ばさらさん

どこかの研究者が、上下が逆さまに見えるメガネを掛け続けてしばらく生活してみると、そのメガネを掛けたまま通常の上下が見えるようになり、

今度はそのメガネを外すと上下が逆さまになってしまい、しばらく元に戻らなかったのだとか。

人体の補正能力も大したものだと思いますよね、確かに。


けれど、「だいじょーぶかも?」みたいに感じていたとしても、きっと治ったほうが良いのは間違いないだろうとも思われますので(^^;ぜひともご自愛下さいますように。

なんの役にも立たないと承知ですが、それでも、心より完治お祈り申し上げますm(_ _)m
by 川端 (2010-03-09 18:05) 

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