げひげひMARKⅡ [ライト関連]
たとえ、苟且。
ただの娯楽に過ぎないのであったとしても、
ひとは確かに、その場所に己の在り様を、世界との関わりを垣間見る。
例えば、
見渡す限りの雪原。
キンと張り詰めるほどの凍てついた空気が一点の澱みも無く清浄を保ち、
夜にはぬばたまの如き天然の闇に心地良く全身を包まれ、
不快な雑音は雪に吸われて耳に届くことが無い。
それは、自ら望んで持ち込むを除き、人工的な光や音の存在しない場所。
明かりを落とし、薄いテントの生地越しにしんしんと降る雪の音に耳を澄ませ夜を過ごし、
そして緩やかな目覚めの向こう、
立ちのぼる靄の中に広がるのは、樹氷に舞い散る柔らかな日の光。
その綺羅と輝く美しさたるや、もはや筆舌に尽くし難いものなのだという。
wing氏は言った。
「ひとは、生命の危機をすら感じてこそ、命の輝きを知るんですよ(^^)」
だから、
私は応えた。
ダ マ さ れ ま せ ん 。
さて、
サイトの全景はこんなカンジ。
なんか、テントがカンテラのようですね(^^)
左で光っているのが、98kキャンプ名物の「目印」をぶら下げた竹製のクリスマスツリー。
アップにすると、
こんなカンジ。
ちなみに、
これが、wing氏、いなば氏、そして私の寝床。
これが宴会専用テント。
んで、
これが98k氏の御寝所であります。
なんで寝床テントを四つまとめて撮影しなかったのかというと、
こーゆー位置関係にあったからなんですね。
理由は、「相互理解の賜物」と私は勝手に考えていますが、
まあ、敢えて語りますまい(^^;
さてさて、
昼間どんなに暖かかろうが、暗くなると当然寒くなる。ナンボゆーても冬ですから。
ホントは明け方が一番寒いハズなんですが、そんトキゃ寝袋に潜り込んで熟睡してたので、体に感じた寒さのマックスは夜中でしたね。
時間とともにどんどんどんどん気温は下がり続け、やがて零度帯に突入。
零度近い屋外環境でそよとでも風が吹こうものなら、もおね、たまんねー寒さなワケです。
しかし、
98k氏の「宴会用」テントのお陰で防風は万全。
背が高く、トップメッシュで中に居ても火が使えるので、ランタンや炭火が暖をくれます。
宴会用テントさいこー(^^♪
まあ、私こと川端、
暑いのはだいっ嫌い、寒いのは苦手な脆弱の生き物でありますので、基本的な耐寒装束を用意してはいた。
インナーにリストウォーマーに遠赤外線靴下にボアのインソールにフリーストップに本物ではないイヌイットコート。
普段の生活なら暑くてしょうがないような装束なんですが、それでも、さすがに真冬の川原は寒かった(--;
ちなみに、さっきのツリーには、
このように温度計が仕掛けてありまして。
しかし、この温度計。零度より下が計れない、、、
ずーっと2度とか4度とかで、わりと大丈夫だったんですが、
いつの頃からか、零度から動かなく(写真は朝撮ったものですが)なっていました(--)
しかし、
98k氏に頂いたネックウォーマー。
コイツが、単純なつくりなんですが、すっげー優れモノでして、
使い方次第で、帽子になったり、口元や耳まで隠せたり、なにしろ頭部、特に首周りからの冷気の侵入を防いでくれるし、
更には、寝袋で眠る時にも「使える」
とにかく、こんなモン一枚でも、あるのと無いので、ホントに耐寒温度が格段に違うのですよ。
さすがキャンプ生活42年目の知恵と言っても良いのでしょう。98kさんブラボー(^^)
結局全員98k氏から、同じ色の同じモノを頂いたのではなかったかと記憶していますが、ちと定かでありませんm(_ _)m
そして、
秘密兵器投入( ̄ー ̄)
買ったはいいけどぜーんぜん使うトコ無かったカセット式ストーブ君だったんですが、コイツに寒冷地仕様のボンベならかなりの低温でも大丈夫。
足先が温められるってのはありがたいですね。今回は役に立った。
宴会テント+自分耐寒装束+98k氏プレゼンツネックウォーマー+カセットストーブのお陰、
そして、体を内から温めるに最適かつ豊富な食べ物。
このキャンプ全体を通して、ほとんど寒さによる不快感はありませんでした。
そうそう、このキャンプで得た豆知識。
野菜の類は熱になり難く体が温まらない。
肉も、そんなにすぐには体を温めてくれない。
体をソッコーで温めてくれるのは、エネルギーになり易い炭水化物、中でも「粉モン」は、消化が早くすぐに体を温めてくれる。
98kすぺっしゃる猫鍋も、締めは中華そばのような麺でした。食ってしばらくすると、ホントになんだか暖かくなってくるという、厳冬キャンプには必須。素敵な食材のチョイスでありました(^^)
そんな、とても快適な環境の中、、、
きっかけは、cinqさんから頂いた激励。一本の電話だったように思います。
それが悲劇の始まりでした。
「わはは、今から来なさい」
「うはは、次は誰にしよーかな。
誰かの電話番号をよこしやがれ、この川端めっ!げひげひ」
「メリークリスマス」
「がはは、よいお年を」
思いつくままライトマニアの方々にイタ電を掛け続けるのは、恐らくはメンバー最年長にしてアウトドア宴会の達人であらせられる98k氏。
ちなみに、
私も、wing氏も、恐らくいなば氏も、イタ電にはすっげーノリ気だったんですケドね。
つながったら皆でタライ回しにしゃべるのさっ(^^♪
電話の向こうのやさしい皆様、ご協力ありがとうございましたm(_ _)m
んで、
ライト関係で凄かったのは、
やはり、いなば氏のFM85であります。
いやあ、隣の10WHIDも確かいなば氏のモノでありますが、たぶんFM85のほうがかなり飛ぶ。視認性も良く、明るかったような気がします。
これはねー、すっげー実物を見てみたかった一本だったので、かなり嬉しかった。
なんちゅーか、ここまでくりゃあ、ランタイムなんかどーでもいいわな。みたいな。
とにかくかっこいいです(^^)
とゆーわけで、
ライトなんかほとんどそっちのけ(^^;でキャーキャー騒ぎまくる三人の関西人と、それを優しく見守るいなば氏の夜は更け、
やがて日付が変わり、
そろそろと「おやすみなさい」
そして、
朝が訪れます。
続きますm(_ _)m
おおっ、でてきましたね、いなばさんのライト群。
あらためて遠射のきくライトが欲しくなったキャンプでした。ううっ
でも川端さん、けっこう遠景も撮られてたんですねえ。
まったく気付きませんでした。
わたくしは、テントの周囲10m以内から離れませんでしたが。
ちなみにネックウォーマー、関西の川端さんとwingさんには、
米軍色のオリーブドラブを、北海道のいなばさんには、
ドイツ軍色のジャーマングレーをチョイスしてみました。
べっ、別に深い意味はありません・・・
正確には、「100円ショップで購入」ではなく、
「税込100円ショップ」で購入したものです。わははは
by 98k (2008-01-10 23:02)
うわっ、川端さんの不動真言で98kさんが石になっている!
そうそう、テントの位置関係って微妙なんですよね。
あまり離れるとよそよそしいし、他人のイビキは嫌だし、
時分のイビキで迷惑かけるのもいやだし、でも寝るときくらいは
自分の世界が欲しいし・・・・。
あれ、これって、自宅の布団の敷き方と一緒か。
いなばさんのライト、すごそう。ワタクシも見たかったなあ。
で、テントの霜!なんか、わくわくしますね。
by TOMO (2008-01-10 23:30)
>98kさん
>>べっ、別に深い意味はありません・・・
敵対せよ、と?(^^;
さておき、
100円ネックウォーマー、ありがとうございましたm(_ _)m
あれは重宝、100均やはり侮り難しと痛感しました(^^)
by 川端 (2008-01-11 12:31)
>TOMOさん
>>テントの位置関係
ホント微妙ですね。
決め手は、やっぱ、迷惑掛けそうな側の思い遣り(^?^)
>>いなばさんのライト
FM85マジすげーです。
てか、フルスクラッチフルオリジナルデザインの、しかもステンと真鍮のバージョン、さらにオプションチューブ付きライト(98kさんの記事をご参照下さい)なんかもお持ちでしたからね。
いなばさん「が」、すげぇっス(^^)
by 川端 (2008-01-11 12:36)