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だいたい戦争なんてものは固い信念を持った者同士が起こすんだからね。 [ライト関連]


HEY!

Are You there?

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オフでした。キャンプも有り(^ー^)


場所は和歌山県の加太。住所で言うと和歌山市深山になります。

御参加は、98"迷彩の燈鬼"kさん、win"探求の工匠"gさん、red"生来の鉄人"bycicleさん。そして末席にワタクシこと川"脆弱の亡霊"端。以上四名m(_ _)m

すんごい久しぶりのオフというかキャンプのような気がしていたのですが、まあ、例年夏は絶対に近いくらいオフもキャンプもやらないし、5月には熊野キャンプに参加し、6月には姫路のプチオフにも参加してはいるのでそーでもないだろうか? いや、でも、ガチのライト+キャンプは3月の見近島かぁ・・・

そう思うと約8ヶ月ぶり。やっぱすげーひさびさだったような気がします。


さて、今回のオフで訪れたのは、

以前

以前

にお邪魔した友ヶ島を含む『由良要塞』なる砲台群のひとつ、加太・深山地区。その深山であります。


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砲台探索の写真一枚目。

休暇村紀州加太(恐らく旧加太国民休暇村)駐車場の隅にひっそりと残された遺構の内部。棲息掩蔽。つまるところは"ほぼ隠蔽された"弾薬庫なのだとか。旧い煉瓦の空間がありました。


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二枚目。

一枚目の外になります。
資料(たぶん地図)を確認しながら階段を上ろうとする98kさんとそれを撮影しているred-bycicleさんと資料(たぶん地図)を確認しながら階段を上ろうとする98kさんを撮影しているred-bycicleさんを撮影しているwingさん(^^)


んで、

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三枚目。

休暇村施設から徒歩で移動。写真よりはもーちっと険しいところもありますが、それでもなんてことのない山道をのーんびりと歩いて山頂へ。


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そーすっと、やっぱ行き着くのは砲台なのねってことで、四枚目。

アーチの上は舗道。橋です。

んで、


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四枚目の立ち位置のまま振り返ると、そこには大砲そのものの設置跡。

榴弾砲っていうらしいんですが、友ヶ島の時と同じく大砲が窪みに隠れるような構造になっていて、斜め上を狙って高仰角に砲弾を撃ち出すタイプの砲であったようです。たぶん。


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五枚目。

98kさんの足元から緑の下草が円形に広がっているのが御確認頂けるでしょうか?


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このようにというか、円形の大砲の大座跡のところが煉瓦のプールみたくなっていて、そこは土が柔らかいんですね。だから前写真のような光景になる。

ってなところで、こちらは国定公園。管轄は環境省らしいですねという七枚目。


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んで、もっかい振り返っての八枚目。

四枚目の橋の下に地下へと続く階段がございまして。


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降りて下からの九枚目。


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十枚目は地下の棲息掩蔽部。その入り口。


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そしてその中。十一枚目。


撮影した砲台跡にはこんなカンジの構造物がいくつかありまして。


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十二枚目。

棲息掩蔽部の奥が繋がっている物とか、


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十三枚目。

天井部に孔の開いている物。


なんてのもありました。あたりまえっちゃあそうなのかも知れませんが、友ヶ島の砲台跡とよく似ている。というかほぼ一緒なカンジ。

由良要塞は、まあ、防衛のための施設。攻めるのではなく守るための兵器設備だったワケで。
淡路の由良を中心に、加太・深山、友ヶ島、鳴門の各地に、大砲とそれに付随する聴音所や兵舎等の施設を設置し、大阪湾へと侵入してくる外敵を排除する目的で整備された砲台群なのだそうです。
付け加えるならば、これらの戦闘設備は、太平洋戦争開戦時には時代遅れ。それまでに於いては幸運にも迎撃を必要とするような戦闘が皆無と、ほとんど使用される事も無かったのだとか。

しかし、それでも。

この煉瓦造りの遺構が示すのは、やっぱり悲しい歴史に他なりません。
これは、かつて誰かが必要を認め、かつて誰かが設計し、かつて誰かが積み上げ完成させた戦闘の為の物。その矛先は紛う事無く「人間」だっだのであります。

つまり、我々が何度か訪れてきたこれらは、

「誰かが誰かを殺す為のシステム」を誰かが必要としていたのだ。

という事実を示す物証に他ならないものであるのだと私は思うんですね。

まあ、こうして写真を見返してみても、なんか味のある煉瓦の廃墟ってか、もはやただのちょっと変わった場所。照射して軽い探検気分を味わうことのできる都合の良い廃棄された施設。みたいな感想しか私自身抱きませんし、いままで何度か訪れた砲台跡で血生臭い戦争の歴史を実感するような体験をした覚えもありません。

けれど、それでも。

それでも、この煉瓦造りの遺産は、確かなる"戦争の事実"を、その凄惨な背景を持つ「人間」の過去を今もそこに繋ぎ止めているんだろうな。みたいな事を考えてしまうんです。

だって我々は、いまこの瞬間も戦闘兵器や設備を"持って"います。
それは、こんな旧式の砲台なんぞたとえ現役でも及ぶべくもないほどに進歩した強力な兵器群であり、その圧倒的な破壊力の矛先は尖端技術の精密さで「人間」へと狙いを定めている。それはすなわち『どこかの誰か』を殺す為に。

そう。自衛隊です。

そして世界中にある軍事力。もちろん戦闘だけがその目的ではないのでしょうが、それでもそれは純然たる威力。「誰かが誰かを殺すシステム」の一部に他ならない。
恐らくいまこの文章を読む「あなた」も、そして私自身「誰かが誰かを殺す為のシステム」を必要と認め、"所持"していると言っても過言ではないでしょう。だって「国民」なんですから。もっと捻くれてしまえば、警察力だって、なんなら死刑制度だって似たようなものであるのかも知れない。

ちなみにというか、念の為というか、私は自衛隊廃止論者でも死刑廃止論者でもありません。そこに暴力という存在がある限り、それを相手の都合など無視して一方的に行使しようとする者が確かにいるのだと認識する限り、「必要だ」「仕方ない」などと容認する考えです。

国際紛争の解決手段が、ひいては人間同士の争いに優劣を着けるものが最終的には暴力であり続ける以上、恐らく人類史から「誰かが誰かを殺す為のシステム」の消え去る日など来ることは無いでしょう。むしろ未来には、現在よりももっと効率的に「誰かが誰かを殺すシステム」が生み出され続ける事だろうと予想されます。それは仕方の無いことなのかも知れません。どんなに道具が進歩しようとも、所詮人間なんぞ縄張り争いや群れの中での権力闘争に明け暮れる劣化した凶暴な猿であり続けるのかも知れません。

でも、ですね。

楽しいんスよ。楽しかったんスよ。わざわざ不便を味わいに行くに過ぎないとも言えるキャンプだったり、懐中電灯なんてな埒もねー趣味に興じてウロウロ徘徊してみたり。そして、また行きたいとやっぱり思う。
そういうのって、きっと戦争なんかしていない"現在"のこの場所だから出来る事なんじゃないかと思うんですね。

だから。

願わくば、そんなもの、必要なんだから仕方ないじゃないかと"所持"を認めざるを得ない気のする「誰かが誰かを殺す為のシステム」なんてものが、未来永劫活躍する機会など来なければいい。

本当に、そう思いますm(_ _)m

などと、

ちょいと真面目なというか、いたって偏屈な感想も挟みつつ(^^;

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キャンプの夜は、98kさん特製"美人鍋"でありました。

『これ以上美形になっても困るなぁ』とか冗談のたまいつつも、

コラーゲンをたらふく食ったからといって、あるいは顔に塗りたくったからといって、だからってお肌はプルプルにもスベスベにもなりゃしません。そりゃあそうでしょうとも。ヒト以外の、あるいはヒトであったのだとしても、IPSじゃあるまいし、細胞というかもはや異物を消化もせずそのまま体内に摂り込んでしまったりなんかした日にゃあ拒否反応のカーニバルですよアータってなモンではあるのですが、、、

けど、ウマかったです。あったまったし(^^)


他にも、なんか色々食べました。


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来る道すがら98kさんのお知り合いに頂いた釣りたての太刀魚やら、


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焼き鳥やら。


ええ、

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ぬこ様といっしょに。って、いや、猫様は食ってませんよ。食料を献上させて頂いただけ(^^:


あとは、海難救助食やら宇宙食やらチョコレートやらコーヒーやら。98kさんがご提供だっただったような気がしますが、howa-saraさんに頂いたのだというスナック菓子もあったような気がしますm(_ _)m


で、


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今回秀逸だったのは、このミニマグカットダウンwingスペシャル。

数値や細かい性能は省きますが、使用感として、明るさは屋外使用に十分。携帯性も十分。ランタイムとしては、単三1本でザックリ4時間程度一定照度を保ち、ダラ下がりで一晩は楽勝。防水性は雨天上等の水中使用には耐えない程度。オプションを使えば、ランタンとしても、ライトワンドとしても使用可能。

このミニマグ。筐体は、まあ、カットダウンのミニマグそのものなんですが、製作者がwingさんであるので、当たり前のようにその内部システムに於ける信用性は高い。
また、照度・照射パターン・ランタイム・電源・防水性。およそ全ての面に於いて、目立ったというか、特化したピーキーな部分を持ちませんが、それ故にアウトドア的実用面で必要な性能を網羅しつつ安定の使用感を約束します。

ちなみに、御製作のwingさんをして、やっと完成を、御自身にとってやっと"ミニマグで理想的な"MODがひとつ完成したような気がする。とのこと。

そもそもwingさんがMODを始められた切っ掛けがそこにあるとのことでしたので、完成なさったときには、きっと嬉しかったのではないかなぁ。などと勝手に想像していますm(_ _)m


ちなみに

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このオフには三本登場。恐らくというか、それぞれ少しずつ仕様が異なります。

左から、赤は当然というかred-bicycleさん器。右端の緑は不詳私めの所有(^^)


さて、

そうこうしているうちに夜は更けて。


『あー・・・ wingさん。我々まだテント設営してませんね・・・』

『しょーじき、メンドーですね。98kさん。。。』

『私はここで寝ますキッパリと』

『え? red-bycicleさん、タープで寝るんですか?』

『ええ。コット使います。川端さんもタープの中にケシュアでいいんじゃないですか? どうせ雨降りますし』

『あー・・・ ナルホド。じゃあ、アッシもタープの中にテント張ります』

『そーかー・・・ 明日は朝から雨かぁ・・・』

『恐らくというか、ほぼ間違いなく』

『雨の撤収ヤだなぁ・・・』

『撤収の心配する前に今日の寝床ですよ。これ以上腰が落ちついてしまう前に設営してしまいましょう』

『えー・・・』

『えーじゃない。キリキリ動きますよぉ!』

みたいなカンジだったと思います。テントで寝る組が設営に。ちなみにwingさんはそのままダウン(^^; 

お疲れだったんでしょうね。その後しばらくして夜間探索に出るに当たり98kさんが容赦なく起こそうと試みていらっしゃいましたが、この夜wingさんが活動を再開なさることはありませんでした。はい。


んで、残された三名は、サイト周辺をウロウロピカピカと散策。結果として、昼間の内に98kさんが当たりを付けていた将校用の兵舎?跡らしきものを目指しました。

道は、

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こんなカンジ。

下手な写真で申し訳ありませんが、一応道として機能してんだかしてないんだかみたいな切り返しのある坂道を登ること数十メートル。

すると

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施設入口の跡らしい煉瓦の遺構を発見。

ただし、この奥にあったのであろう施設は草木と土に埋もれて分け入る事も難しく、何も発見できませんでした。

で、引き返してサイトに到着したところ、皆いわゆる"ひっつきむし"。すなわち何かの種と思しきチクチク塗れになっており、しかもこの"ひっつきむし"は、トゲ状かつ粘性の液をまとってネチネチとしているあまり気持ちの良いものではありませんでした。取るのがたいへん(--;


その後タープに収まり、もう寝ようか? いやもう少し。あーでもないこーでもないなどとくっちゃべっておりますと・・・

「すみません。静かにしてもらえますか(#--)」

との男性のお声がタープの外から。恐らくは近くのサイトにいらっしゃったどなたかでしょう。

『あ・・・ すみません(^^;』×3

ふと時刻を確認すれば、午前1時30分。そら怒るわな。。。

『寝ましょう。速やかに。そして静かに(--;ゞ』


そんなワケで。


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おやすみなさい(^^)

んで、翌日。


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私以外(--)には懐いた。特には連れて帰りたそうにさえなさっていたwingさんにやたら懐いたぬこ様に見送られつつ、

オフはおしまい。

雨の中撤収してから、夕方まで観光とかショッピングしてましたとさm(_ _)m

ああ、そう。最後に今回のタイトルは、銀河英雄伝説はヤン・ウェンリーのセリフより。

まっ、アッシ如きなんぞにゃあ固い信念なんてシャレたモンの持ちあわせなんてありゃしませんやな。メンドー事は極力避けるチキン。終いっつっても仕舞わねぇ。仕舞ってねーっても終い。節操無しのゲス野郎と蔑んでやってくだせぇ女王様щ(゚∀゚щ)

ではでは、もしもいつかがございましたなら。

また、いつかm(_ _)m


コメント(8) 
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コメント 8

98k

ブログサイトの再起動?まずはおめでとうございます。
で、将校集会所跡の画像アップ、ありがとうございました。
じつは夜の散策時、かなり出来上がってて、カメラを忘れてましたし、
どんなところだったのかもよく覚えてませんでした。
けっこうしっかりと、玄関跡の階段が残ってたんですね・・・
ちなみに、宇宙食にセブンオーシャンズにがっちょの唐揚げ、わたくしはどれもおいしかったです。
持参いただいたスツール類もじっくり拝見したかったのですが・・・うぐぐぐ


by 98k (2012-11-19 00:23) 

川端

お誘いいただきありがとうございました。m(_ _)m

軽装なら、昼間にぼっちらぼっちら歩くのも良いですね。楽しかったです。またどっか行きましょう\(^^)
by 川端 (2012-11-19 13:24) 

alaris540

再開オメデトウ御座います。

ウ~楽しそう…今回は日程を合わせられず残念でした。
暖かくなったじぶんにまた呼んでくださいまし。
by alaris540 (2012-11-20 09:40) 

川端

>alaris540さん

>>再開
いやぁ、、、 滅相もない。。。

>> 暖かくなったら
記録を見返すと、ファミリーじゃないキャンプ。中でもライトオフって、たぶんあったかいトキほぼやってないんですよね・・・ 
どうやらせめて肌寒いくらいじゃないと色々苦痛らしくて(^^;

けれど、お互い都合が合えばまたどっか行きましょう。
ぜひm(_ _)m
by 川端 (2012-11-20 14:02) 

red-bicycle

お疲れ様でした。
久々のプチ探検つきオフ会で楽しかったですね。
非常食や宇宙食が結構イケるもんだと初めて知りました。
「バニラアイス」はとくにウマ~でしたが「SEVEN OCEANS」もジャムなんぞを塗って朝食がわりにいけそうです。

タープのお掃除頑張ってね(≧ω≦)

by red-bicycle (2012-11-22 02:20) 

川端

>red-bicycleさん

ざっすざす\(^^)

素直にってか、現地で既にお伝えしましたが、アッシは七つの海は制覇できねー味覚らしいです(^^;

>>タープ
仕舞いがデカくて重いんで持ってくの好きになれないんですが、設営しちゃえばフルスクリーンって重宝ですよね。
手入れは、田舎者なんで場所はどーとでもで晴れれば楽勝っス。もうすっかり片付いとりまч(^^)y
by 川端 (2012-11-22 12:08) 

wing

遅まきながら・・・
お疲れさまでした。
平和を堪能できる幸せに感謝しなくてはいけないですね。
備えあれば憂いなし。
非常食、宇宙食ご馳走様でした。

頂いたSevenOceansを先日、会社の昼食代わりに食べてみました。
コーヒーと一緒にいただいたのですが、味、食べ難さも無難で腹持ちも良く非常食としては十分かと思います。
ただ、隣りの同僚か食していたカップ焼きそばがむちゃくちゃ美味しそうに感じたのは事実です・・・

次回オフも宜しくお願い致しますです<(_ _)>
by wing (2012-11-24 22:58) 

川端

>wingさん
ざっさぁ~す\(^^)

悪魔の辞典っぽくいくと。
まったりとしていてそれでいてやはりまったりとしていて後味しつこく淡泊っていうには脂っぽいだがしかし確かに薄い。そして割り返してみるとグラム当たりの栄養はカロリーメイト並み。それが私的感想における海難救助食(--)b

けど、ですね。

やはり考えられてというか恐らくは経験則によるのでしょうが、粉の圧縮になっているのは水が少なくて済むように。密度があるので容積あたりの栄養価は健康食品より上。んで、味的にはやっぱおいしくないほうが生き残れるから的な? 意味でも良くできてはいるなぁ、と(^^)

カップ焼きそばがメッチャ美味そうに感じられたのは、濃い味とか旨み成分凝縮系の嗅覚刺激からきっと妥当。アッシだったら「ちょっとくれよ。コレやるし」のシーンです(^^;イッポウテキニ・・・
ちょっと思ったのですが、これって青い皿で食事ダイエットの真逆みてーな効果でしょうかしら。。。
by 川端 (2012-11-26 19:14) 

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