Surface of the end [その他]
ええ、たいがいの場合。
いっかいや二回くれー折れたって、なんとか仕舞いはつけられるのであります(--ゞ
キングに関しては、
スペード:「ダビデ」
旧約聖書「サムエル記」や「列王記」に登場する2代目のイスラエル王であり、「詩篇」の作者とされる(諸説有り)人物。
竪琴の名手で、その音色でイスラエル初代の王「サウル」から悪霊を祓ったという伝説を持ちます。
また、古代イスラエルの主要敵であったペリシテ人との戦いに於いて、両軍が睨み合う中勇者同士の一騎打ちで勝敗を決することを申し出たペリシテ人の巨人戦士「ゴリアテ」との決闘に名乗りを挙げ、羊飼いだった「ダビデ」は投石器と杖のみで剣と鎧で武装した巨人と対峙。
彼の放った石は巨人の眉間に命中し、倒れた「ゴリアテ」は「ダビデ」によって自らの剣で首を刎ねられ絶命したのだとか。
この伝説が元で、スペードのキングは「ゴリアテ」の剣を掲げた姿としてデザインされることになったのだそうです。
ハート:「カール大帝」
フランク王国最強の国王。「シャルルマーニュ」ってのがこの場合は本来らしいのですが、私は「カール大帝」のほうが馴染みがあるような気がします。なんとなく。
王国の拡大に生涯を捧げ、結果的にヨーロッパのほとんどを征服した人物。
ハートのキングにだけ髭が無いのは、最初期に木版職人がノミを滑らせ髭を削ぎ落としてしまったものが出回り、それに由来するのだとか。
ダイヤ:「ジュリアス・シーザー」
古代ローマ帝国皇帝ガイウス・ユリウス。「カエサル」といえばこの人。
「来た、見た、勝った」や「賽は投げられた」などという名言でも有名ですが、
「ブルータス、お前もか」というシェイクスピア悲劇のセリフはあまりにも有名かと。
あまり関係ありませんが、
「モブスターズ」というマフィア映画のラスト。主演クリスチャン・スレーター扮する「ラッキー・ルチアーノ」が組織の代表となることに賛同しないシカゴの帝王「アル・カポネ」がこう言います。
「ジュリアス・シーザーが選挙をすると思うか?」
そこでルチアーノはひとこと。
「だから彼は殺されたのさ」
どうやら「ジュリアス・シーザー」ってのは肖像画が残っていないらしく、当時のローマ帝国硬貨だけが唯一の肖像であり、それが横向きであったため4枚のキングの中でこの王様だけが横顔となっているのだそうですが、
人物として金に執着心が強かったからとか実はクレオパトラを見つめているところだとか諸説あるのだそうです。
クラブ:「アレキサンダー大王」
マケドニア王アレクサンドロス3世。ギリシャに覇を唱え、小アジアからエジプト、ペルシャを征服し、その勢力はインドさえも射程に置いたのだとか。
ちなみに、イスラム世界では「イスカンダル」という英雄として伝承されている人物でもあります。
総じて、この4枚の「王」
スペードが古代イスラエル、ハートが神聖ローマ、ダイヤが古代ローマ、クラブがギリシャとヨーロッパ文化の礎となった4大国を表しているのだとか。
さて、
ttp://www.youtube.com/watch?v=DBsMpcjVBpM
↑youtubeで恐縮ですが、まずは動画をご覧下さい。
どうでしょう?
これ、不思議に見えるでしょうか?
別に種明かしをするつもりはありませんが、この手品は「セルフワーキング」と呼ばれる種類の手品であり、いわゆる数理トリック。
たぶんどちら様もご記憶に残っていらっしゃらないのかも知れませんが(^^;
新潟オフん時、私はこれとまったく同じことを手品の最終にしました。ネタの最後に持ってきた理由は「絶対に近いくらい失敗しない」から。
"self working" という呼び名が示す通り、まあ、予め順列をセットし手順通りに進めれば「カード自身が手品をやってくれる」という、基本的には手先の技術がほとんど要らないとっても素敵な奇術だったりします。
故に、
この動画と同じことをトレースしてしまえば、誰がやっても同じ結果が生まれます(^^)
もし宜しければお試しをm(_ _)m
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